PRACTICAL GUIDE

業務改善ROIの
計算方法

AIや自動化の候補は、機能の多さではなく「何時間を減らせるか」「費用を何か月で回収できるか」で比べると判断しやすくなります。ここでは、小さな会社でも使いやすい基本式を具体例で説明します。

最初に集める7つの数字

  1. 1回あたりの作業時間(分)
  2. 1か月あたりの作業回数
  3. 同じ作業に関わる人数
  4. 1人あたりの時間単価
  5. 改善後に削減できる割合
  6. 初期費用
  7. 毎月のツール費・保守費

削減率は最初から高く置かず、保守的・標準・強気の3通りで試算すると過大評価を避けやすくなります。

基本となる5つの計算式

現在の月間作業時間 1回の時間(分) × 月間回数 × 人数 ÷ 60
月間削減時間 現在の月間作業時間 × 削減率
月間純効果 月間削減時間 × 時間単価 − 月額費用
年間純効果 月間純効果 × 12 − 初期費用
回収月数 初期費用 ÷ 月間純効果

月間純効果が0円以下の場合は、現状の条件では回収できません。削減率、対象範囲、費用の見直しが必要です。

具体例:月8回の定例レポート

現在の作業時間は月24時間、削減できる時間は月9.6時間です。月間の人件費効果は28,800円、単純な年間効果は345,600円になります。仮に初期費用が120,000円、月額費用が0円なら、回収の目安は約4.2か月です。

この数字は入力値に基づく概算です。実際には確認作業、例外対応、教育時間、品質変化も記録し、試行後の実績値へ更新してください。

よくある5つの見落とし

  1. 削減率を楽観的に置く:まず20〜40%など控えめな値から比較します。
  2. 月額費用だけを見る:初期設定、教育、移行、保守の費用も含めます。
  3. 1業務だけで判断する:複数業務を同じ式で並べ、効果と実行しやすさを比較します。
  4. 品質を測らない:時間だけでなく、ミス、差し戻し、処理待ちも記録します。
  5. 導入後に更新しない:試行前の予測値を、2〜4週間後の実績値に置き換えます。

TRY IT

まず1業務を、5分で試算する。

無料診断は入力内容を外部へ送信せず、この端末内だけで計算します。複数業務を比較したい場合は、完成済みの「AI業務改善ROIシミュレーター」をご覧ください。

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